フリーズドライフード

フリーズドライペットフードは、生肉や内臓、魚、野菜などの原材料を急速に凍結させたあと、真空状態で水分を昇華させて乾燥させる製法で作られます。熱を加えないため、酵素・アミノ酸・ビタミンなど、素材本来の栄養や風味がほとんど損なわれず、まるで生食のような自然なごはんを手軽に与えられるのが魅力です。また、原料をそのまま乾燥させるこの製法では、通常のドライフードに使われる“つなぎ”や増量剤が不要なため、余計な添加物を避けたい飼い主にとっても安心できるペットフードの1つとなっています。

水分不足に要注意!
フリーズドライフードは栄養が凝縮されており、フードに含まれる水分がほとんど含まれていない高タンパク質フードです。主食として与える場合は水分不足には厳重に注意して下さい。水やぬるま湯でふやかして与えたり、ウエットフードと併用、新鮮な水と一緒に与えるのがおすすめです。
特に腎臓病や肝臓疾患のリスクがある場合は、事前に獣医師とご相談の上で与えるようお願い致します。

年齢・体調・体形に合わせて
高タンパクで栄養価の高いフリーズドライフードは非常に優れたペットフードですが、総じてカロリーが高めです。
メーカーや原材料によって栄養成分値が異なりますので、愛犬・愛猫の年齢・体調・
体形に合わせてフードをお選び下さい。
(太り気味→脂質が低めを選ぶなど)

・子犬の場合
成長期に必要なカルシウムやリンのバランスが大人用とは異なりますので、「子犬用」または「総合栄養食・全年齢対応フード」お選び下さい。
また、水分不足や消化不良を起こさないよう十分な飲み水をご用意頂いたり、ぬるま湯でふやかすなどして与えて下さい。

・シニア犬の場合
シニア犬栄養級力が衰えますので高タンパク質フードはおすすめですが、一方で脱水になりやすく、腎臓や肝臓などの内臓機能も低下してきます。十分な水分が取れないようでしたら、ぬるま湯でふやかす・ウエットフードとの併用などして与えて下さい。

・子猫の場合
子猫は腎臓の機能が完全に成熟していないため、水分をうまく保持・調整する力が弱いので特に水分摂取量が大切です。水分不足に気を付けて頂き、あまり水を飲まないようでしたら、ぬるま湯でふやかす・ウエットフードに混ぜ込むなどしてあげて下さい。
また、特に子猫は胃が小さく未発達なので、過剰摂取は下痢や消化不良を引き起こす原因となりますので、与える量と頻度を守って下さい。
主食として与える場合は「子猫用」または「総合栄養食・全年齢対応」を御利用下さい。

・シニア猫の場合
シニア猫は腎臓機能が低下していることが多いため、腎臓に持病がある子や数値に不安のある場合は与える前に獣医師にご相談下さい。
年齢とともに活動量が減るため、若い頃と同じ量を与えると肥満の原因になります。フリーズドライフードは少量で栄養が摂れる反面、カロリーも高めなので、体重や体型を見ながら与える量を調整して下さい。
主食として与える場合は「シニア猫用」または「総合栄養食・全年齢対応」をご利用下さい。